減量専門家が発信するダイエットマガジン 2007/10/10・不屈のダイエッター管理人のダイエット・健康・サプリメント・漢方薬・雑学などに関する色々な話題のブログです

減量専門家が発信するダイエットマガジン 2007/10/10


━ 日本肥満改善協会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 11,685部発行━

減量専門家が発信するダイエットマガジン 2007/10/10号 【NO.964】

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●本日のダイエットのお話
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[カロリーを減らしているのに、なんでブヨブヨに!?]


みなさん、こんばんは。

たいへんお久しぶりであります。

10月に入り、秋もだんだん深く色濃くなってきましたね。

さて、本日のお話は、“健康的でヘルシーな食事の落とし穴”で進めてい
きたいと思います。

実は、ここ数ヶ月間、みなさんからいただきましたメール・電話相談の中
で、驚くぐらい共通する内容が多かったんです。

それは、“ダイエットしてから体が浮腫む(むくむ)”

相談者の一人を挙げてみますと、

「ダイエットする前までは、食事のカロリーをあまり気にしていませんで
したので、そのせいか2年くらいで10kgも太ってしまいました。
もう限界!と感じ、6月から食事制限をはじめたのです。しかし、この頃
から、体がパンパンに腫れることが多くなり、原因がわからず困惑してま
す。自分では良いことをしているつもりなのになぜ??」

という内容でしたね。

ですから、浮腫んでしまう原因がわからないまま、とにかく浮腫み解消に
手を尽くされたとのこと。

水分の摂りすぎや味の濃いものに気をつける。体を冷やさないように生野
菜よりも温野菜を積極的に摂る。ぬるま湯で半身浴。血行促進によいとさ
れているストレッチをコマメに実践するなど...。

でも、ぜんぜんダメ...。効果の兆しすらあらわれないとのこと。

自ら好んで食事制限をする方は少ないと思います。ただ、「余分な体脂肪
を落としてキレイに痩せられるのなら!」この一筋の思いによって、食べ
たいものを泣々我慢したり、未練を残しつつ量を減らすなど、本人しか実
感できない苦労があるんですね。

しかし、一筋の思いと、食事制限のさまざまな苦労とは裏腹に、悪い結果
があらわれてしまえば、「ダイエットと健康のために、良いことをしてい
るのに何で!?...。」と、大きなショックを受けてしまうかもしれませ
ん。

“良いことをしているのに。” 私は、もっとも心が痛むんです。

そこで、もし、このたびのケースでお悩みの方がいらっしゃったなら、

“浮腫んでしまう原因と、その落とし穴をしっかりと理解し、ダイエット
成功まで明るく元気よく歩んでほしい。”

この強い思いから、本日のお話とさせていただいた次第であります。

さて、本題に入ってまいりますが、浮腫みの原因を探るきっかけとなるの
が一つあるんです。それは“食事制限をするようになってから浮腫む。”

私達、専門家が分析を行うとき、もっとも重要で有力な情報源にしている
のは何かというと、実は“いつ頃。何をして。どうなったのか?”

いわゆる、“時・実態・結果”の三原則であります。
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「時」・・・・食事制限をするようになってから
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「実態」・・・・???
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「結果」・・・・浮腫む
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こんな感じに切り分けできますが、でも「実態」が???

そうですね。「時」と「結果」が解っているので、あとは、ただ
“食事制限の内容や実態”を、よく観察・分析すれば、答えがだんだんと
浮き彫りになってきたりします。

そこで、相談者の方に、浮腫みが気になりだした頃からの食事記録を、
メールでいただいたんです。

はじめは、「塩分や味の濃いものの摂り過ぎかな?」とか、「味覚では感
じにくいだけで、塩分の含有量が多めな肉加工食品の影響?」など、模索
してましたが、実際に食事記録を拝見させていただくと、ぜんぜん違いま
したねぇ。

いただいた食事記録の内容、印象では、

“塩分や油脂を控えめ。野菜タップリ。低カロリー。健康的でヘルシー。
ご飯や麺、パンなどの炭水化物を摂り過ぎない。”など、感心するくらい
食事内容に気を遣われていらっしゃる。

ご購読者の中には、「これなら効果的に痩せられるんじゃない?」と、思
ってしまう方も少なくないと思います。

実は、私達、専門家も食事記録の印象だけで見てしまうと、コロッ!と騙
されやすいんです。

相談者の方は、この“健康的でヘルシーな食事内容”に清々しさ、自信と
誇りをもちつつ、いままで頑張っていらっしゃったのですが、実は、ちょ
っとした落とし穴があったんです。

それは、“あらゆる食材の中で余分な脂を含みやすい肉類や魚介。カロリ
ーが高めな豆・豆製品などの蛋白質を控えていたこと。”

食事制限というと、まず食品のカロリーから気になりますよね?

実は、“蛋白質の不足が浮腫みを引き起こしていた”んです。

では、なぜ蛋白質が不足してしまうと浮腫みを引き起こしやすいのか?

まず、私達が元気に過ごせるのは、頭のてっぺんから指先にいたるまで、
約60兆個の組織細胞がイキイキ!と正常に働いているからであります。

この元気な組織細胞を作る材料が“アミノ酸”

さらに“アミノ酸”の原材料となるものが、実は、私達がいつも口にして
いる“蛋白質”なんですね。このように体に必要なだけの蛋白質が得られ
てこそ、健康体を築くことができるわけです。

私達が、いつも口にしている蛋白質が、“体そのものを作る材料”になっ
ていることがお分かりになったと思います。

さらに、血液中にもタンパク質が存在しているんです。その中でも血漿(
けっしょう)タンパクの約6割を占める“アルブミン”という血中でもっと
も重要な役割を果たす成分。

“アルブミン”は、体に必要なさまざまな物質や、アミノ酸、脂肪酸を体
内に送り届けたり、血中の膠質【(こうしつ)colloid】浸透圧の維持とい
った水分保持能力を発揮したりします。

スッキリした体を保てるのは、膠質浸透圧のおかげでありますが、ちなみ
に“コロイド浸透圧”とも言うんです。

アルブミンが分布する割合は、血管内に約40%、血管外(間質、細胞内)
に約60%。アルブミンの血漿中濃度は、だいたい3.5〜5.5g/dl。血管の外
側である組織間液中の濃度は、約1.5g/dlくらいです。

しかし、“健康的でヘルシーな食事内容”ばかり意識して、肝心な蛋白質
の摂取量を故意に減らし過ぎてしまうと、たいへん!!
実は、このアルブミンも同時に減少してしまうんです。

アルブミンが少ないということは、膠質浸透圧もうまくいかないというわ
けですから、自ずと水分が細胞間質のほうへ流れ出てしまいます。
いわゆる、水分保持能力に限界を生じて、だんだんと血管のまわりが水浸
しになっちゃう...。

この“水浸し、たまった水分が浮腫みの正体”というわけです。

“低アルブミン血症”とも呼びますが、こうなってしまうと、いくら「水
分や塩分、味の濃いものなどの摂り過ぎに気をつけているんだけど...。」
とか、「浮腫み解消に、いろいろ手を尽くしても、ぜんぜんダメ...。」
など、原因のわからない悩みばかりになっちゃう。

一般的な浮腫みの原因として、塩分や味の濃いものの摂り過ぎ、むやみな
水分摂取、不規則な生活習慣、食生活の偏り、カリウム不足、疲労や疾患
、そのほかさまざまですが、“蛋白質不足による低アルブミン血症”は、
あんまり気付かないものです。

ここに、“健康的でヘルシーな食事内容の内容によっては、蛋白質不足と
いう栄養バランスの乱れが、低アルブミン血症を引き起こし浮腫んでしま
う。”という大きな落とし穴があったわけです。

それから、ダイエットは余分な脂肪が、だんだんと減少してスリムになっ
てくる喜びはもちろんのこと、確実に体重が落ちてくれば、たいへん大き
な励みになります。ワクワク♪明日、頑張れる活力にもなったりしますよ
ね。

しかし、蛋白質の摂取不足が引き金となって、“低アルブミン血症”にな
ると浮腫みが原因で、摂取カロリーを守っているつもりでも、なかなか体
重が減らない。
そこで、「もっとカロリーを減らさなければ...。」半ば意地っ張りの気
持ちが出てきて、さらにカロリーを下げたら、もっと減らない。

運動を必死に頑張っても、“蛋白質の摂取不足=アミノ酸不足”により筋
線維の発達が鈍く、体の基礎代謝(熱量)が上がらないために、体形に変
化を感じにくい。体が浮腫んでブヨブヨ状態。下半身や脚がなかなか細く
ならないなど...。

「私は痩せられないのでは?」という心理面での打撃を受けやすくなるな
ど、自信喪失や失敗・挫折の問題まで大きく関わってくることが少なくあ
りません。

こういった、たいへんな悪循環が待っていたりしますが、さきほどの「ダ
イエットと健康のために、良いことをしているのに何で!?...。」

私は、このことにもっとも心が痛むんです。

そこで、どうしても“健康的でヘルシーな食事内容”摂取カロリーを優先
的にしまうお気持ちは理解できますが、蛋白質不足による“低アルブミン
血症”にならないためにも、下記のことをしっかりと心掛けていただきた
いんです。

生きていくのはもちろん、健康体を築くために必要な蛋白質成分は1日70
gとも言われております。70gを摂取するために、肉類80g、魚介80g。
豆・豆製品は豆腐なら60g程度。乳・乳製品では卵1個、牛乳200mlの
摂取が必要になります。

あくまでも基準、個人差がありますので、きっちり摂らなければならない
ということではありません。蛋白質不足に気をつけるための一つの目安に
されるとよいでしょう。

ただ、十分な蛋白質摂取を心掛けると、あらかじめ決めた一日の摂取カロ
リーをどうしてもオーバーしてしまう...。ことが想定されます。

とくに肉類や魚介では“低脂肪のものほど低カロリー”という食品の定理
があるため、なるべく“低脂質のものを選び、許せる範囲で量を稼ぐ。”
ことが一つ目のポイント。

それから、もし、蛋白質の摂取によって、1日の摂取カロリーが若干オー
バーしてしまう場合、“1日に必要な蛋白質摂取量の+10〜15%増くらい
なら、減量に影響を及ぼさない。”ことが臨床結果で明らかになっており
ます。そのわけとして、がんじがらめのアミノ酸の鎖を解くとき(消化吸
収)に、通常の約5倍のエネルギーを使うからです。

もし、ご購読者の中に、「食事制限をするようになってから浮腫む。」、
「いくらダイエットを頑張っても変化がない...。」という方がいらっし
ゃったなら、“健康的でヘルシーな食事内容”を意識し過ぎて、蛋白質不
足になっていないか?チェックしてみると良いでしょう。

“蛋白質は健康体を築く源”

こういったことを常に念頭に置きながら、明るく元気よく成功まで歩んで
いただきたいと、心より念願いたします。



著者:日本肥満改善協会 理事 藤田秋夫



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■ 私の小話
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みなさん、あらためてこんばんは。

このたび、たいへん長い無沙汰となりましたが、メルマガを心待ちにし
てるご購読者の皆様には、心より深くお詫び申し上げます。

「藤田先生は何かに巻き込まれて失踪したのでは?」との噂が、私の耳
にも入ってきておりますが、みなさんご心配は無用。心身ともに健全な
中、明るく元気よく、いま新しい目標をみつめて頑張り続けております。

実は、関東一円。東北は秋田、盛岡。東海、関西地方と、ほぼ全国を飛
び回る仕事の連続だったのですが、本当に心の底から大きなものをつか
み持ち帰った気がします。

ただ、やっと帰宅して、居間でほっと一息したとき、真っ先に湧き上が
ってきた思いは、「なんて自分は小さい人間だったんだ。」と...。

でも、これからは、厳しい現場で習得した経験とノウハウ、知識を生か
し、みなさんのためになる喜ばれるメルマガを書き続けていきたいと、
心より念願しております。

これからもよろしくお願い申し上げます。



日本肥満改善協会 理事 藤田秋夫



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